クレジットカードの支払いをうっかり忘れてしまったり、急な出費で残高が足りなくなったりすることは誰にでも起こり得ます。
しかし、滞納は放置すると深刻なトラブルに発展します。
この記事では、「クレジットカードを滞納するとどうなるのか」というリスクから、「滞納してしまった場合の迅速な対処法」、そして「二度と滞納しないための予防策」まで、読者の疑問を網羅する形で詳しく解説します。
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目次
クレジットカードを滞納すると起こる7つのリスク
クレジットカードを滞納すると起こるリスクは、大きく以下の7つです。
- 利用停止や一時的な利用制限の可能性
- 遅延損害金(延滞金)の発生
- 信用情報に滞納履歴が登録される
- 催告書や督促状が届く
- 強制解約やカード契約解除の可能性
- 未払い分の一括請求リスク
- 財産差押えの可能性
リスク①利用停止や一時的な利用制限の可能性
支払期日を1日でも過ぎて引き落としが確認できない場合、カード会社は直ちにクレジットカードの利用を停止します。
カードが使えなくなると、店舗での買い物や、月々のサブスクリプション料金、公共料金の支払いなど、すべての支払いに影響が出ます。
一度停止されたカードは、滞納分の全額と遅延損害金を支払うまで解除されないことがほとんどです。
さらに、本カードだけでなく、家族カードも同時に利用停止となるため、家庭内での影響も考慮しなければなりません。
リスク②遅延損害金(延滞金)の発生
滞納が発生すると、未払い残高に対して「遅延損害金(ちえんそんがいきん)」という名のペナルティ金利が日割りで発生します。
この遅延損害金の利率は、通常のショッピング金利よりも遥かに高い水準(一般的に年率14.6%〜20.0%程度)に設定されています。
計算方法は「未払額 × 損害金利率 ÷ 365日 × 延滞日数」であり、滞納期間が長引くほど遅延損害金は加速度的に増え、最終的に支払うべき金額を大きく膨らませます。
放置すればするほど経済的な負担が重くなります。
リスク③信用情報に滞納履歴が登録される
クレジットカードの滞納で最も避けたいのが、信用情報機関に「延滞」の事故情報が登録されることです。これが俗にいう「ブラックリストに載る」状態です。
滞納が61日以上または3ヶ月と長期化した場合に登録されることが多く、一度登録されると、新たなクレジットカードの作成、住宅ローンや自動車ローンの契約、携帯電話の分割購入など、金融取引全般の審査に通過することが非常に困難になります。
記録は完済後も長期間(一般的に5年間)残り続け、生活のあらゆる場面で影響を及ぼします。
信用情報に登録されるまでの流れ
信用情報への登録は、以下の段階を経て進行します。
まず、支払い期限が過ぎると、カード会社から電話やメール、ハガキで入金確認の催促が始まります。この段階で支払えば大きな問題にはなりません。
しかし、支払いが遅延した状態が続くと、カード会社は信用情報機関(CIC、JICCなど)に対し、利用者が「長期延滞」の状態にあることを報告します。
この報告によって、利用者の信用情報に「異動情報(事故情報)」として正式に滞納履歴が反映され、金融機関から利用者の信用が失われた状態となります。
この反映を防ぐためには、長期化する前の迅速な対応が不可欠です。
リスク④催告書や督促状が届く
滞納が始まると、最初は穏やかなトーンの電話やハガキが届きますが、期間が長引くにつれて内容は厳しくなり、督促状や催告書が郵送で届き始めます。
督促状は支払いを強く求める通知であり、催告書は法的手続きへの移行を示唆する最終通告の意味合いを持つことが多いです。
これらの書面は、放置すると状況がさらに悪化し、カード会社が法的措置に踏み切る証拠にもなるため、決して無視してはいけません。
特に内容証明郵便で届く催告書は、裁判に向けた重要なステップであるため、届いた時点で専門家への相談を真剣に考える必要があります。
リスク⑤強制解約やカード契約解除の可能性
滞納が解消されないまま3ヶ月以上に及ぶなど、カード会社が定めた規約上の「債務不履行」の状態が続くと、カード会社は利用者に通知した上で強制的に契約を解除します。
強制解約は、単にそのカードが使えなくなるだけでなく、信用情報に「強制解約」の事実が記録されるため、今後の金融取引において非常に重いペナルティとなります。
また、強制解約に至った場合、カード会社はその時点の未払い残高(元金、利息、遅延損害金の総額)を分割ではなく、全額一括で請求する権利を得ます。
リスク⑥未払い分の一括請求リスク
滞納が長期化し、強制解約の段階に至ると、利用者は「期限の利益を喪失」します。
期限の利益とは、本来、債務者が契約に基づき分割払いを続ける権利のことです。期限の利益を喪失すると、カード会社は残りの未払い残高すべてについて、直ちに一括での返済を求めることができるようになります。
これにより、それまで分割で支払っていたはずの数十万円、場合によっては数百万円という多額の債務が、数日〜数週間のうちに用意しなければならない状態となります。
リスク⑦財産差押えの可能性
一括請求にも応じず、滞納を徹底的に放置した場合、カード会社は最終手段として法的手続きに踏み切ります。
具体的には、裁判所に「支払督促」を申し立てるか、「訴訟」を提起し、裁判所からの判決や決定を得ます。
この法的な権限に基づき、カード会社は債務者の給与、銀行口座の預金、不動産、動産などの財産を強制的に差し押さえ、債権を回収します。
給与が差し押さえられる場合、勤務先に滞納の事実が知られることになり、社会的な信用も失う可能性があります。
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支払いを延滞してしまったときの対応策
滞納に気づいたら、最も重要なのは「迅速な行動」です。行動が早ければ早いほど、信用情報への影響や遅延損害金の負担を最小限に抑えられます。
カード会社に速やかに連絡する
滞納に気づいたら、督促を待たずにすぐにカード会社の窓口へ電話で連絡することが最優先です。支払いが遅れていること、そしていつまでに支払いが可能かを正直に伝えましょう。
自ら連絡し、支払いの意思を示すことで、カード会社は債務者を「逃げている」と見なさず、柔軟に対応してくれる可能性が高まります。
状況によっては、今回の支払い期日の延長や、未払い分を改めて分割で支払う支払い猶予(リスケジュール)の相談に乗ってもらえることもあります。
自動引き落とし口座の確認と入金
残高不足が原因で滞納が発生した場合は、すぐに引き落とし口座の残高を確認し、不足している金額を速やかに入金しましょう。
多くのカード会社は、引き落としができなかった後、数日後に再引き落としを設定しているか、あるいは利用者に指定口座への振り込みを依頼します。
カード会社から示された再引き落とし日や振込先、そして遅延損害金を含む正確な金額を確認し、入金が間に合うよう行動することが大切です。
これにより、滞納期間を最短で終わらせ、信用情報への登録を回避できる可能性が高まります。
支払い計画を立てる
今回の滞納を単なるミスで終わらせず、今後の延滞を回避するために具体的な支払い計画を立て直すことが重要です。
まずは、滞納してしまったクレジットカードの利用履歴を詳細に確認し、何にどれだけの金額を使ったかを把握しましょう。
次に、現在の収入と固定費を明確にし、遅延損害金も含めた未払い残高をいつまでに、いくらずつ返済できるかという無理のない現実的な返済スケジュールを作成します。計画をカード会社と共有できれば、信頼回復にもつながります。
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滞納を防ぐための基本対策
滞納を未然に防ぐためには、日常的な管理と事前の準備が重要です。
残高や利用額の定期確認、通知設定、支払い方法の見直しなど、少しの工夫で滞納リスクを大幅に減らせます。
家族やパートナーと共有して二重チェックの仕組みを作ることも有効で、計画的なカード利用が長期的な信用を守ります。
口座残高や利用額を定期確認
定期的に口座残高やカード利用額をチェックすることで、支払いに必要な資金を把握できます。
ネットバンキングや家計簿アプリを活用すれば、毎月の支出や残高の過不足を簡単に確認可能です。日常的な管理習慣をつけることで、予期せぬ滞納を防ぎ、計画的な返済が可能になります。
引き落とし日を事前に確認
複数のカードを利用している場合、引き落とし日を一覧にまとめると管理が楽になります。
引き落とし日を忘れると残高不足による滞納が発生するため、カレンダーやアプリで事前に通知設定をすることが重要です。
支払いのスケジュールを把握しておけば、急な出費があっても対応しやすくなります。
支払い方法の見直し
一括払い、分割払い、リボ払いなど支払い方法を自分の収入や支出に合わせて見直すことも有効です。
無理のない返済方法を選ぶことで、滞納リスクを下げられます。
特にリボ払いや分割払いは利息が発生する場合があるため、コスト面も考慮して最適な方法を選びましょう。
通知機能を活用する
カード会社や銀行が提供する通知機能を活用すれば、支払い日や利用状況を簡単に把握できます。
SMSやメール、アプリ通知を利用することで、支払い忘れを防ぎ、残高不足に気付くことが可能です。
通知を受け取ったらすぐ確認する習慣をつけることが、滞納予防の第一歩です。
家族やパートナーと支払い管理を共有
家族カードや口座の連携を活用することで、支払い状況を共有できます。
複数人で管理することで二重チェックが可能になり、滞納の発生を防ぐ効果があります。家計の状況を把握しやすくなるだけでなく、急な出費や残高不足にも対応しやすくなるため、長期的に安心してカードを利用できます。
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支払いができないときに避けるべき行動4選
支払いができないときに避けるべき行動は、以下の4つです。
- 滞納を放置する
- クレジットカード現金化
- 違法業者からの借入
- SNSや掲示板での情報収集で不安をあおられない
滞納を放置する
滞納を放置することが、最も深刻な結果を招きます。
問題を先送りにすることで、前述したように遅延損害金が膨らみ続け、信用情報への事故情報登録が確定し、さらには強制解約、一括請求、最終的な財産差押えへと一直線に進んでしまいます。
督促の電話や手紙を無視する行為は、「支払う意思がない」と見なされ、カード会社の態度は硬化します。不安であっても、逃げずにすぐにカード会社に連絡を取り、解決への第一歩を踏み出すことが重要です。
クレジットカード現金化
滞納分の支払いのために、クレジットカードのショッピング枠を換金目的で利用する、いわゆる「クレジットカード現金化」は絶対に避けるべき行為です。
これは、カード会社の規約で明確に禁止されている違反行為であり、発覚した場合は即座に強制解約となります。強制解約は信用情報に非常に重い傷を残します。
また、現金化業者の中には詐欺的な手法を取る悪質な業者も存在し、高額な手数料を請求されたり、個人情報を悪用されたりする二次的な被害のリスクも伴います。
違法業者からの借入
滞納の支払いに充てるため、正規の金融機関ではない違法な高金利業者(闇金など)から借入を行うことは厳禁です。
闇金は法律を無視した法外な金利を要求し、一度借りてしまうと雪だるま式に負債が増え、暴力的な取り立てや嫌がらせによって日常生活が完全に破壊される危険性があります。
滞納で困った時は、カード会社、弁護士・司法書士、または公的な相談窓口に頼るべきであり、決して非正規な業者に頼ってはいけません。
SNSや掲示板での情報収集で不安をあおられない
インターネットのSNSや匿名掲示板には、滞納に関する体験談や情報が溢れていますが、その中には誤った情報やデマ、不安をあおるだけの内容が多く含まれています。
安易な情報に惑わされ、誤った対処法を試みることは、問題をさらに複雑化させる原因となります。
滞納や債務整理に関する正確で信頼できる情報は、カード会社の公式情報、弁護士・司法書士、または国民生活センターなどの公的な相談窓口に確認するようにしましょう。
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クレジットカードの滞納に関するよくある質問
Q.クレジットカードの支払いを滞納するとどうなる?
A. 利用停止、延滞金、信用情報への記録の3つが主なリスクです。
支払いが遅れたその日からカードが利用停止になり、高い遅延損害金が発生し始めます。滞納が長期化(一般的に2〜3ヶ月)すると、信用情報機関に「延滞」の事故情報が登録され、今後のローンやカード審査に致命的な影響を与えます。
さらに放置すると、督促状の送付、強制解約、未払い残高の一括請求、最終的には裁判所を介した財産差押えに至る可能性があります。初期段階での対応が、被害を最小限に抑える鍵となります。
Q2.滞納した場合、信用情報にはいつまで残る?
A. 滞納の状態が解消(完済)されてから、原則として5年間程度残ります。
信用情報機関(CIC, JICCなど)では、長期延滞や強制解約といった「異動情報(事故情報)」は、その原因となった取引が解消(つまり、滞納分を全額支払い終えた時点)から起算して約5年間記録が保持されます。自己破産などの法的整理を行った場合は、さらに長く(KSCでは最長10年など)記録が残る可能性があります。
この期間中は、新規のクレジットカード作成やローンの審査に通ることは極めて難しくなります。
Q3.滞納を防ぐ具体的な方法は?
A. 支払いの「見える化」と「自動化」が最も効果的です。
具体的な対策としては、
①引き落とし口座の残高と請求額をネットバンキングやアプリで頻繁にチェックし、家計管理を徹底すること
②カード会社の通知機能(SMS、メール)やスマートフォンのリマインダー機能を利用し、引き落とし日を事前に知ること
③原則として支払える範囲での一括払いに限定し、支払い方法の最適化を図ること
これらの対策で、資金不足や支払い忘れによる滞納を未然に防ぐことができます。
Q4.支払いが難しいとき、カード会社に相談するとどうなる?
A. 誠意をもって相談すれば、柔軟な支払い猶予措置を受けられる可能性があります。
支払いが難しいと分かった時点で、督促を待たずに速やかにカード会社の窓口に連絡しましょう。
正直に現在の状況を伝え、支払いの意思を示すことが重要です。カード会社は、一時的な支払い期日の延長(リスケジュール)や、残高を改めて分割で支払う計画などについて相談に乗ってくれることがあります。
相談に乗ってもらうことで、督促が一旦止まったり、信用情報への事故情報登録を最短期間で済ませる方法を提案してもらえたりする場合があります。
【無料相談】クレジットカードの滞納で差し押さえ通知が届いたら…
この記事では、クレジットカード滞納の深刻なリスク(信用情報への登録、強制解約、一括請求、最終的な財産差押え)と、それに対処するための迅速な行動の必要性について解説しました。
特に「差し押さえ通知」が届いた場合、事態は最終段階に至っています。
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