離婚協議中の共有名義マンション、夫の協力なしで解決できる?

相談のきっかけ

離婚を考えている中で、夫婦共有名義のマンションの住宅ローンが滞り、競売の通知が届くようになりました。

夫とは家庭内別居で話もできず、どうしたらよいかわからない状況でした。

そんな中、インターネットで「任意売却」について調べたところ、御社のサイトで「離婚協議中の解決事例」を拝見し、私と同じような状況でも解決できるかもしれないと思い、相談しました。

相談者

田代様(仮名)28歳 神奈川県相模原市在住

  • ご家族: 夫(39歳)、長女(6歳)
  • ご相談内容: 夫と離婚を考えており、実家に戻る予定。夫と共有名義で購入したマンションの住宅ローンを、夫婦それぞれが滞納し、競売の通知が届いた。夫との関係が悪く、家を売る話も進まないため、自分の持分だけでも任意売却できないかと考えている。

当社からのご提案と解決までの道のり

今回のケースで最も重要なのは、「競売が共有持分に対して設定されているのか、それとも不動産全体に対して設定されているのか」という点でした。

早速、物件の調査を行ったところ、今回は不動産全体が競売の対象となる「一括競売」であることが判明しました。これは、所有者全員の同意がなければ任意売却ができないことを意味します。つまり、夫の協力が不可欠でした。

しかし、ご主人は面会を拒否され、なかなか話が進みません。そこで私たちは、お手紙や任意売却のメリットをわかりやすくまとめた資料を何度もご自宅に届け続けました。

ご主人の説得には大変な時間を要しましたが、任意売却によって競売よりも有利な条件で売却できること、また、将来的な生活再建に繋がることを根気強くお伝えした結果、最終的にはご協力いただけることになりました。

誰もが躊躇する「訳あり物件」でも諦めません

無事に任意売却を進められることになったものの、今度は新たな問題が発生しました。室内の管理状況が悪く、一般のお客様をご案内しても購入には至りませんでした。

このような状況でも諦めません。債権者と交渉を重ね、一般のお客様だけでなく**「不動産買取業者」**への売却も可能であるという許可をいただきました。

そこから、当社と取引のある20社以上の買取業者に物件を紹介し、最も高値での買取を提示してくれた業者と契約。ご夫婦、そして債権者のご同意も得て、無事に売却を完了することができました。

お客様の声

「夫の説得には本当にご苦労をおかけしたと思います。夫婦間の難しい問題にも親身になって寄り添ってくださり、感謝しかありません。無事に契約ができて、本当に安心しました。これからは子供のために一生懸命働き、頑張っていきたいと思います。」

担当者からのメッセージ

今回のケースのように、ご夫婦の関係がこじれている場合、片方の所有者だけでは解決できないケースが多くあります。しかし、競売になってしまうと、市場価格よりも大幅に安く売却されることになり、その後の生活再建がより一層難しくなります。

私たちは、たとえ複雑な状況であっても、お客様の新しいスタートを切るための最善策を一緒に見つけ出します。「もうどうにもならない…」と諦めてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。

センチュリー21中央プロパティーでは、離婚や相続など、複雑な背景を持つ任意売却の解決事例を多数掲載しています。同じようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ他の事例もご覧ください。

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