「住み慣れた家を売却して現金を得たいけれど、そのまま住み続けたい」。そんな希望を叶えるリースバックは、老後の資金確保や住宅ローン問題の解決に役立つ魅力的な方法です。
しかし、どこに相談すればいいのか、どんな業者を選べば後悔しないのか、迷う方も多いでしょう。
結論として、リースバックの相談先は、あなたの状況や目的に応じて「リースバック専門会社」「不動産仲介会社」、そして必要に応じて「ファイナンシャルプランナーや弁護士」を適切に選ぶことが重要です。
この記事では、各相談先のメリット・デメリットを徹底比較し、あなたのリースバックを成功させるための賢い業者選びのポイントを具体的に解説します。
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目次
リースバックの主な相談先とそれぞれの特徴
リースバックの相談先は、大きく分けて「リースバック専門会社」「不動産仲介会社」があります。
①リースバック専門会社
リースバック専門会社とは、文字通りリースバックを専門に取り扱っている事業者です。これらの会社自体が物件の買い手となるため、話がスムーズに進みやすいのが特徴です。
専門会社に相談するメリット
リースバックの実績とノウハウが豊富
リースバックに特化しているため、豊富な経験とノウハウを持っています。複雑なケースにも対応できる可能性が高く、手続きも慣れているためスムーズです。
審査から契約までが迅速
自社で査定から買い取りまで行うため、一般の不動産仲介を挟むよりもスピーディに契約が完了する傾向があります。急いで資金が必要な場合に特に有利です。
買い戻しの条件など柔軟な交渉が可能
将来的な買い戻しを希望する場合、その条件(価格や時期)について比較的柔軟に交渉に応じてくれるケースが多いです。これは、専門会社が「賃料収入」と「売却益」の両方を目的としているためです。
不動産仲介手数料がかからない場合が多い
専門会社が直接買い手となるため、通常の不動産売買で発生する仲介手数料(売却価格の3%+6万円+消費税)がかからないことがほとんどです。これにより、手元に残る金額が増えるメリットがあります。
売却後の賃料設定の安定性
売却後の賃料についても、専門会社は一定の基準を持っています。ただし、相場よりも高くなるケースもあるため、賃料の妥当性はしっかりと確認する必要があります。
②不動産仲介会社
不動産仲介会社は、リースバック専門会社と直接契約するのではなく、お客様とリースバック専門会社の間に立って、適切なリースバック会社を紹介してくれる立場です。
通常の不動産売買と同様に、仲介手数料が発生する場合が多いです。
不動産仲介会社に相談するメリット
複数のリースバック会社を比較できる
仲介会社は、提携している複数のリースバック会社の中から、あなたの希望に合った条件の会社を探して提案してくれます。これにより、様々な選択肢を一度に検討できます。
一般の買主への売却も視野に入れられる
リースバックだけでなく、通常の不動産売却(自宅を売却して完全に引っ越す)も視野に入れている場合、仲介会社は両方の選択肢を提示し、どちらがあなたにとって最適かを比較検討する手助けをしてくれます。
不動産市場の専門知識を活用できる
仲介会社は、地域の不動産市場に精通しています。あなたの物件の適正価格を査定し、市場動向を踏まえた上で、リースバックの条件が妥当かどうかを判断するサポートが期待できます。
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リースバックでおすすめの業者
リースバックは、自宅を売却後も住み続けられる便利なサービスですが、業者選びを間違えると後悔することにもなりかねません。
ここでは、多くの方に選ばれている、実績と信頼のあるリースバック業者を9社ご紹介します。各社の特徴を比較検討し、ご自身の状況に合った最適なパートナーを見つける参考にしてください。
一建設(はじめ建設)
大手住宅メーカーである飯田グループホールディングスのグループ会社です。ニーズに合わせて複数のリースバックプランを用意しており、「長く住むほど買戻し価格が下がるプラン」や「最大1年間賃料ゼロ円プラン」など、独自のサービスを展開しています。売却価格と同じ金額で買い戻しができるプランもあります。
詳細情報: 一建設 リースバックプラス 公式サイト
セゾンファンデックス
クレディセゾンのグループ会社であり、金融会社としての豊富な実績と信頼性が魅力です。最短即日で査定、最短2週間で現金化とスピーディな対応も強みです。優待サービスなど、契約後もお得な特典を用意している場合があります。
詳細情報: セゾンファンデックス セゾンのリースバック 公式サイト
AG住まいるリースバック
大手消費者金融であるアコムのグループ会社が提供するリースバックサービスです。金融ノウハウを活かしたスムーズな手続きが期待でき、未完済のローンがある方や収入が低い方でも申し込みできる場合があります。現金化までのスピードも業界トップクラスです。
詳細情報: AG住まいるリースバック 公式サイト
And Doホールディングス(ハウス・リースバック)
リースバックのパイオニアとも言える存在で、全国に約700店舗の独自ネットワークを持ち、迅速な現金化と契約前後の手厚いサービスが評判です。普通賃貸借契約を結ぶことができるため、できるだけ長く住み続けたい方にもおすすめです。
詳細情報: And Doホールディングス ハウス・リースバック 公式サイト
穴吹興産(あなぶきのリースバック)
マンション販売や資産運用なども手掛ける総合不動産会社です。関東、東海・関西、中四国、九州エリアに密着した事業を展開しており、特にマンションのリースバックに強みを持つとされます。長期間無理のない家賃設定をヒアリングしながら行ってくれる点も魅力です。
詳細情報: 穴吹興産 あなぶきのリースバック 公式サイト
SBIスマイル
SBIグループの一員であり、全国の主要都市に対応。家賃変動や事務手数料、敷金・礼金が原則0円と、安心して利用できる点が特徴です。一級建築士による建物検査も行い、最短1週間での資金化も可能です。
詳細情報: SBIスマイル ずっと住まいる 公式サイト
インテリックス(あんばい)
中古マンション再生流通事業を展開する大手企業で、独自のノウハウと実績があります。利用者のライフプランに合わせて数ヵ月から長期まで柔軟に賃貸期間を設定してくれるなど、きめ細やかなサービスを提供しています。
詳細情報: インテリックス あんばい 公式サイト
スター・マイカ
マンションの買取実績が豊富な上場企業で、年間買取戸数が国内トップクラスです。マンション専門のリースバックに特に強みを持っており、高い買取価格が期待できます。主要都市に拠点を持ち、スピーディな対応も可能です。
詳細情報: スター・マイカ マンションリースバック 公式サイト
センチュリー21中央プロパティー
不動産の任意売却に強みを持つ不動産会社ですが、その経験とノウハウを活かしてリースバックに対応する大勢の投資家ネットワークを持ち、複雑な相談にも対応しています。
特に、複雑な状況や債務問題を抱えている方に対して、弁護士と連携しながら、リースバックを含む最適な解決策を提案してくれます。
詳細情報: 任意売却ならセンチュリー21中央プロパティー
リースバック業者選びのポイント
リースバックの業者を比較検討する際には、以下の点に着目しましょう。
- 買取価格と賃料のバランス
売却価格が高くても賃料が高すぎると、結局生活が苦しくなる可能性があります。両方のバランスを見て、無理なく住み続けられる条件かを確認しましょう。 - 賃貸借契約の種類と期間:
普通賃貸借契約か定期賃貸借契約か、契約期間はどのくらいかを確認します。普通賃貸借契約の方が、更新を前提とした長期的な居住には適しています。 - 買い戻し条件の有無と明確さ
将来的に買い戻しを希望する場合、その価格や時期、条件が明確に提示されているかを確認します。口約束ではなく、必ず書面で確認しましょう。 - 諸費用・手数料
仲介手数料だけでなく、敷金・礼金、保証料、修繕積立金など、契約時に発生する諸費用や、売却後の修繕費負担についても確認しておきましょう。 - 会社の信頼性と実績
上場企業であるか、これまでの取引実績は豊富か、口コミや評判はどうかなども参考に、安心して取引できる業者を選びましょう。 - 担当者の対応
疑問点に明確に答えてくれるか、親身になって相談に乗ってくれるかなど、担当者の対応も重要な判断基準です。
複数の業者に査定を依頼し、じっくり比較検討することで、あなたの状況に最適なリースバックを実現できるでしょう。
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リースバックでトラブルになった場合の具体的な相談窓口
リースバックの契約後に予期せぬトラブルが発生する可能性はゼロではありません。万が一の時に備え、具体的な相談窓口を知っておくことは非常に重要です。
①消費者ホットライン(188)や国民生活センター:消費生活全般のトラブルに
リースバック契約における事業者とのトラブルは、消費生活に関わる問題として、消費者ホットラインや国民生活センターに相談できます。
| 相談できること | リースバック契約に関する不明点、説明不足、不当な賃料請求、不適切な買い戻し条件、クーリングオフの可否など、消費生活全害般のトラブルについて相談に乗ってくれます。具体的な解決策のアドバイスや、事業者へのあっせんを行ってくれる場合もあります。 |
| 利用方法 | 電話(188)またはお近くの国民生活センターの窓口を訪問。 |
②国土交通省:不動産取引に関する行政指導の窓口
リースバックは不動産取引の一種であるため、不動産会社の不正行為や不適切な営業活動に関するトラブルは、国土交通省の各地方整備局に相談できます。
| 相談できること | 宅地建物取引業法に違反する行為(例えば、重要事項説明の不備、虚偽の説明、不当な広告など)や、不動産会社の免許に関する問題など、行政指導の範囲内での対応が期待できます。 |
| 利用方法 | 各地方整備局のウェブサイトに記載されている不動産関連の窓口に連絡。 |
③裁判外紛争解決手続(ADR):専門家による和解あっせん
事業者との話し合いで解決できないトラブルや、裁判にまではしたくないけれど公正な第三者に介入してもらいたい場合に有効なのが、裁判外紛争解決手続(ADR)です。
| 相談できること | 不動産取引に関する事業者との紛争を、弁護士やその他の専門家が中立な立場で介入し、話し合いを通じて和解あっせんや調停を行ってくれます。裁判よりも迅速かつ柔軟な解決が期待できます。 |
| 利用方法 | 各地域の弁護士会や司法書士会、日本不動産鑑定士協会連合会などが実施しているADRを利用。 |
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まとめ:信頼できる相談先と共に、リースバックを成功させよう
リースバックは、自宅に住み続けながら資金を調達できる非常に魅力的なサービスですが、その成功は「相談先選び」にかかっていると言っても過言ではありません。
もし、リースバックを検討しているものの、複雑な債務問題や法的な側面も含めて相談したいと考えているなら、センチュリー21中央プロパティーにご相談ください。
当社は、任意売却に関する豊富な知識と実績を持つ不動産会社ですが、その経験とノウハウを活かし、リースバックに関するご相談にも丁寧に対応しています。
特に、債務整理に強い常駐の社内弁護士が在籍しているため、お客様の状況に合わせた最適な解決策を法的な視点からも提案できます。競売を回避し、期限までの確実な任意売却はもちろんのこと、リースバックがあなたの状況にとって最善の選択肢であるか、多角的にアドバイスを提供します。
ご安心ください。弁護士相談費用や仲介手数料など、売却に伴う費用は一切かかりません。 住宅ローンでお困りの方も、リースバックを検討している方も、まずは一度、お気軽にご相談ください。