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任意売却の基本

任意売却する際、部屋の中の荷物はどうする?

任意売却を検討する際、部屋に残っている荷物は処分しなければいけないのでしょうか。

「処分費用がない」「手間をかけたくない」そんな悩みを抱える方もご安心ください。
実は、任意売却では荷物をそのままの状態で売却することも可能です。

ただし、買主負担とする場合には注意点もあります。

本記事では、任意売却時の荷物の取り扱いから、任意売却を成功させるための内覧時の荷物の片付けのコツまで徹底解説します。

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任意売却時に荷物は片づけるべき?

通常、不動産を売却する際は、室内の荷物(残置物)は、売主が処分し、空っぽの状態にして買い手に引き渡すのがルールとなっています。

もし、どうしても残置物を残したまま家を引き渡す場合、その後の処分にかかる費用は、原則として売主が負担することになります。

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任意売却で買主負担で荷物を処分する場合の注意点

任意売却で買主負担で荷物を処分する場合の注意点は、以下の2つです。

  • 買主が負担する分、売却価格は下がる
  • 買主と金融機関の合意が必要

それぞれ詳しく解説します。

買主が負担する分、売却価格は下がる

例えば、残置物の処分に数十万円の見積もりが出ている場合、買主はその金額を売却価格から差し引いた金額で購入を検討します。売主としては、手元に残る金額が減ることを意味しますが、自ら処分する手間や費用を省けるというメリットがあります。

本来は、売主が負担すべき費用を買主に負担してもらう以上、ある程度の価格交渉には応じる必要があるでしょう。

また、買主が処分に難色を示す場合や、処分後のトラブルを懸念する場合は、売買自体が成立しない可能性も考慮しなければなりません。

そのため、残置物の量や処分の範囲を事前に正確に伝え、買主の理解と合意を得ることが重要です。

価格交渉においては、双方が納得できる落としどころを探ることが、スムーズな任意売却の鍵となります。

買主と金融機関の合意が必要

冒頭で、任意売却では荷物をそのままの状態で不動産を売却できると説明しましたが、すべてのケースで必ずできる訳ではありません。

任意売却は、債務者である売主と債権者である金融機関の合意のもとに行われる手続きですから、買主が残置物の処分費用を負担するという特約を設ける場合、この条件が任意売却の成立に影響を与える可能性があります。

金融機関は、担保である不動産をできるだけ高く売却し、債権全額を回収することを目的としています。

そのため、買主と売主の間で残置物の取り扱いについて合意が得られたとしても、最終的には金融機関の承認が必要となる点を理解しておく必要があります。

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任意売却の内覧時に荷物の片付けは必要?

任意売却の内覧時は、すべての荷物を処分する必要はありません。

しかし、できるだけ荷物を整理し、買主候補者への印象をよくすることが大切です。

特に、以下のようなポイントに気をつけましょう。

  • 荷物は端に寄せるなどして、できるだけ広く綺麗に見せる
  • できる範囲で掃除を行う
  • 部屋のニオイにも注意する

荷物は端に寄せるなどして、できるだけ広く綺麗に見せる

任意売却の内覧時、生活感のある荷物を全て処分する必要はありませんが、空間を広く見せる工夫は非常に重要です。

家具や物は壁際や部屋の隅に集め、床面をできるだけ広く見せるように配置しましょう。

通路やドア付近には物を置かず、スムーズに移動できるよう心がけましょう。

視線が抜ける空間を作ることで、部屋全体の明るさも強調され、好印象につながります。

できる範囲で掃除を行う

徹底的なハウスクリーニングが難しい場合でも、できる範囲で丁寧に掃除を行うことが大切です。

床の掃除機がけや拭き掃除、窓ガラスの清掃、水回りの水垢や汚れの除去など、基本的な清掃だけでも印象は大きく変わります。

特に、玄関、リビング、キッチン、浴室、トイレといった主要な場所は念入りに行いましょう。

ホコリやゴミがない清潔な状態は、買い手に「手入れが行き届いている」という印象を与え、物件への安心感を高めます。

時間がない場合でも、目につく汚れだけでも取り除くように心がけましょう。

部屋のニオイにも注意する

内覧時の印象を左右する要素として、部屋のニオイは非常に重要です。

生活臭、ペット臭、タバコの臭いなどは、買い手に不快感を与え、購入意欲を大きく低下させる可能性があります。内覧前には必ず換気を十分に行い、空気を入れ替えましょう。

消臭剤や芳香剤を使用する場合は、強すぎない自然な香りを選ぶように心がけてください。

生ゴミは事前に処分し、水回りの排水口なども清掃して臭いの発生源を取り除くことが大切です。

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任意売却の際は、必ずしも売主が荷物を処分する必要はありません。買主に負担してもらうことも可能です。

ただし、買主や債権者である金融機関の同意が必要となり、同意に向けた条件交渉には不動産会社の交渉力がカギになります。

弁護士相談費用や仲介手数料など、売却に伴う費用は一切ございません。

住宅ローンでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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